スヌープ・ドッグのミュージック・ビデオ『カリフォルニア・ロール』はファレル・ウィリアムスとスティーヴィー・ワンダーが参加し、ゴージャスな映像になっています。
ストーリー
1946年のロサンゼルスでディズニーランドのスターツアーズのようなアトラクションに人々が入場するところから始まります。シアターの幕が開くと未来のロサンゼルスの風景が現れ、未来都市の中を飛行していきます。未来都市の中を進んでいくと主人公の女性はあることに気が付きます・・・。
未来都市
現代のロサンゼルスをベースに古代エジプト文明と未来都市の要素をミックスしてデザインしています。この映像で面白いところは1946年の視点から未来を語っているので、現代のロサンゼルスをベースにしても未来都市としてのデザインが成り立つところです(笑)。デザインコンセプトの中に古代エジプト文明、1940年代、現代、未来が脈絡もなく結合しているので不思議な感じがしますが、映像を見ているかぎり違和感がないから不思議です。
アールデコ風の絵
映像の中にでてくる「アトラクションのポスター」と未来都市の壁面に描かれている「主人公の女性の壁画」がアールデコ風に描かれています。よくできているイラストなのですが、ミュージック・ビデオの小道具としてしか使われていません。かなり贅沢ですね(笑)。
SONYのXPERIA Z3のCM
スヌープ・ドッグが空飛ぶ車で夜のロサンゼルスを飛行していると、映画「ブレードランナー」に出てくるような広告塔が登場してきます。映画「ブレードランナー」と違うのは本物の広告(SONYのスマートフォン XPERIA Z3)が掲載されていました。さりげなく写っている程度ではなく、ハッキリと宣伝であることがわかるような作りになっているので驚きです。ミュージック・ビデオにスポンサーがついているなんてなかなかやりますね。
追記:ビハインド・ザ・シーンズの動画がアップされました
デザインコンセプトについてディレクターのWarren Fuが解説してくれています。最初はLAを舞台にしたアトラクションの映像を考えていたそうです。そこにファレル・ウィリアムスがエジプトのアイディアを加え、スヌープ・ドッグが1940年代のアイディアを加えたそうです。また空飛ぶビューイックのデザインや案内役のロボットのデザインもこの動画の中で見ることができます。
追記:オーディション番組「The Voice」でのステージ
世界各地で人気のオーディション番組「The Voice」での動画(アメリカ版)がアップされていました。ステージのコンセプトがロサンゼルスとエジプト文明で構成されています。ビハインド・ザ・シーンズの動画を見てない人には全く意味不明のデザインですよね(笑)。
残念ながら動画が削除されてしまったようです。