映画『ウォークラフト』の日本劇場公開と共に設定資料集『Warcraft – ダークポータルの裏側』が発売されています。コンセプトアートからメイキングまで様々なイメージが掲載されています。
映画『ウォークラフト』
ブリザードエンターテイメントのゲームとして有名な『ウォークラフト』の映画が2016年7月1から公開されました。ゲームの世界観を現実的なスケールにデザインしているので、『ワールド・オブ・ウォークラフト』のゲームプレイヤーが見ても新鮮な映像表現になっています。もちろんゲームをプレイしたことが無い人でも楽しめる映画になっています。
設定資料集『Warcraft – ダークポータルの裏側』
映画のコンセプトアートやメイキングを特集した設定資料集『Warcraft – ダークポータルの裏側』が日本語訳で出版されています。ゲームはもちろんのこと『ワールド・オブ・ウォークラフト』の関連本は今まで日本語に訳されることはありませんでした。なので今回の設定資料集『Warcraft – ダークポータルの裏側』が日本語で出版されたことに驚きました。この設定資料集をきっかけに日本のファンが増えるといいですね。
Warcraft – ダークポータルの裏側 –
『Warcraft: Behind the Dark Portal(英語)』英語版について
まさか日本語訳が出版されると思っていなかったので、私はアメリカ劇場公開と同時に出版された英語版を購入しました。日本語訳された本を確認していないのでわかりませんが、ひょっとすると日本語訳された本とは違うかもしれません。なぜなら英語版は本の作りが特殊で、本の表裏がない作りになっています。(Amazon.ne.jpに掲載されている下の画像は本の表紙ではありません)
Warcraft: Behind the Dark Portal(英語)
自分の陣営を決めてから読む仕掛け
ゲーム『ワールド・オブ・ウォークラフト』の流儀にしたがい、設定資料集『Warcraft: Behind the Dark Portal(英語)』はアライアンス陣営なのか?ホード陣営なのか?決めてから本を開かないと内容が確認できない仕掛けになっています。
この本はアライアンス陣営のページとホード陣営のページに内容が分かれて構成されているのですが、アライアンス陣営のページに対して、ホード陣営のページは上下さかさまに印刷されています。なのでアライアンス陣営のページからホード陣営のページを見ようとすると、いちいち本を回転させなければ読めません。
本を読むには面倒なことになっていますが、その仕掛けにより本の裏表の関係がなくなり、アライアンス陣営の表紙とホード陣営の表紙が平等に作られています。ゲーム『ワールド・オブ・ウォークラフト』のファンとしてはこの精神を守って作られていることに感動しました(笑)。