ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオのアーカイブシリーズ『Layout & Background 』を購入しました。ディズニー・アニメーションスタジオで制作された映像のレイアウトと背景画が豊富に掲載されています。この画集は英語版のみの出版ですが、文章は少ないので英語が苦手な人でも十分に楽しめます。
名作アニメーションの背景画や小道具などの絵を集めた画集
レイアウトと背景画の画集なのでかなりマニアックなイメージばかりが集められています(笑)。ディズニーのミッキーマウスやドナルドダックのようなキャラクターは掲載されてませんが、ディズニーの名作アニメーションに使用された風景、建物、室内などの背景画が豊富に掲載されています。繊細に描かれたこれらの背景画や小道具は存在感があり、これらのデザインが存在しなければディズニーランドの空間デザインは存在しなかったと実感できます。
イメージサイズが大きい
ほとんどのページで、1ページにつき1枚の背景画が掲載されています。イメージサイズが大きいのでかなり見ごたえがあり、細部まで確認できるでしょう。背景画によっては見開き2ページのサイズ、折りこみ式で3ページ、4ページのサイズまで掲載されています。画集としては結構ゴージャスなつくりです。
英語版ですが文章はほとんどありません
この画集は英語版のみの出版ですが、文章はほとんどありません。映画監督のジョン・ラセターさんの序文と、巻末の謝辞以外にほとんど文章はありません。映画のタイトルと公開年が描いてあるだけなので解説などはありません。
80タイトル以上の背景画
1928年のアニメーションから2011年のクマのプーさんまで、80タイトル以上の背景画が掲載されています。時系列で掲載されているので、ディズニーの長い歴史を振り返りながら楽しめます。どの時代の作品もクオリティーが高いので感心します。背景画や小道具などのデザインが好きな人や、ディズニーランドの元になっている世界観を体験したい人には満足できる画集になっていると思います。