メキシコの死者の日(Dia de Muertos)を題材にしたアニメーション『ザ・ブック・オブ・ライフ』のDVDがついに日本語版で発売されました。日本語版のタイトルは『ブック・オブ・ライフ マノロの数奇な冒険』となっています。
ストーリーや関連する動画へのリンクなどは以前書いた記事(メキシカンカルチャーを反映したアニメーション『ザ・ブック・オブ・ライフ』)を参照していただけるとありがたいです。
監督ホルヘ・グティエレスさんが学生時代から構想していた作品
『ブック・オブ・ライフ マノロの数奇な冒険』は監督ホルヘ・グティエレスさんがCalArtsの学生時代に制作したアニメーション『Carmelo』をベースに作り上げたものです。『Carmelo』の段階でメキシコの死者の日(Dia de Muertos)を題材にし、メキシコのフォークアートを融合させたデザインで仕上げられています。なので『ブック・オブ・ライフ マノロの数奇な冒険』は監督ホルヘ・グティエレスならではの独特なアニメーションに仕上がっています。
ちなみにホルヘさんは学生時代から独自のアニメーションを突き詰めてしまったために、他のアニメーション・スタジオで雇ってもらうことができなかったそうです(笑)。それならば「自分の作品を売り込めばいい!」と発想を転換してアニメーション・スタジオを立ち上げたそうです。すごいポジティブ!
コンセプトアート画集『The Art of the Book of Life(英語)』
英語版での出版になりますが、『The Art of the Book of Life(英語)』が発売されています。監督ホルヘ・グティエレスの世界観が反映された素晴らしいアートに仕上がっています。