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民間伝承

クリスマスにやってくる伝説の怪物クランプスが集まったパレード『Krampuslauf クランプスラウフ』

ドイツのバイエルン地方やオーストリアで行われている「Krampuslauf クランプスラウフ」を紹介する動画がニューヨーク・タイムズのYouTubeチャンネルにアップされています。

悪い子供にお仕置きをするクランプス

ドイツのバイエルン地方やオーストリアではクリスマスの夜には良い子のもとにサンタクロースがやってきますが、悪い子供のところにはクランプスがやってくると伝承されているようです。クランプスとはヤギ人間のような姿をしていますが、悪魔のような顔をし、手にはかぎづめがついています。また手に持った木の枝を束ねたムチと鎖を持ち、悪い子供をカゴに入れて地獄へ連れていくとされています。

クランプスラウフとは

「Krampuslauf クランプスラウフ」とは12月5日の夜に行われるランプスのパレードです。このニューヨーク・タイムズの動画ではミュンヘンで行われたクランプスラウフなので普通に歩いているだけですが、他の地域の動画などで確認するとクランプスの持つムチ(ケガをしないようにクランプスの毛を束ねたムチに変更)で見物客をたたいています。どうやらお酒を飲んで行われることもあるようで、ある村で行われたクランプスラウフの動画を見ているとサンタクロースに扮装した人が背負うカゴの中にお酒と子供たちに配るプレゼントが入っていました(笑)。

In Bavaria, Krampus Catches the Naughty | The New York Times

クランプスのお面は木製を使用

クランプスのお面は木製を使用しているそうです。一時的にはプラスティックで作られたお面をする人もいたようですが、それでは伝統的ではないのでわざわざ木製のお面を使っているとのことです。このこだわりがいいですね。このニューヨーク・タイムズの動画ではクランプスのお面をつくる工房についても紹介されています。ノミで削っていく作業は大変そうですが、完成したクランプスのお面は非常にリアルです。オーストリアのグロースアルルに観光に行くことがあればお土産に欲しいですね。