映画監督ジョン・ファヴローさんによるの実写映画『ジャングル・ブック』のコンセプトアートやメイキングが掲載された画集『The Art of Disney The Jungle Book (英語) 』が出版されています。
画集『The Art of Disney The Jungle Book (英語) 』
2016年8月11日に日本公開となった映画『ジャングル・ブック』ですが、アメリカの公開日と同じ2016年4月15日に画集『The Art of Disney The Jungle Book (英語) 』が出版されています。コンセプトアート、メイキングの写真、動物や植物のCGIなどが掲載されています。
メイキングについてまとめた画集
映画『ジャングル・ブック』の画集は映画全体のメイキングを網羅しています。キャストとチームの紹介、キャラクターと背景、撮影技術、動物のアニメーション、CGIについてたくさんの写真と共に解説が書かれています。特にコンセプトアートと写真は極力大きく掲載されていながらも、きれいにレイアウトしてあるので見やすいです。
コンセプトアートも豊富に掲載
『The Art of ・・・』と題された映画の画集はコンセプトアートを主に掲載した本が多いので、映画のコンセプトアートを期待して購入する人も多いと思います。この『The Art of Disney The Jungle Book (英語) 』はすべてがコンセプトアートの画集とはなっていませんが、コンセプトアートも豊富に掲載されています。特に第2章の主人公モーグリや動物たちのコンセプトアートは素晴らしいです。鉛筆で描かれたスケッチからデジタルでペイントされたリアルなコンセプトアートまで掲載されているので、十分に満足できる仕上がりです。
撮影技術よりもネール・セティ君に驚く
撮影技術について解説されたチャプターでは、ブルーバックスクリーンの中で主人公モーグリ役のネール・セティ君がどのように演技をしているのかわかります。ネール・セティ君の周りには草木のセットが作られているのですが、それ以外の場所には何も無い空間です。さらに動物たちとの会話シーンは巨大な動物のお面のようなものを相手に演技しています。子供とは言ってもプロはスゴイですね(笑)。
CGIについて
巻末ではシア・カーン、ラクシャ、カーのジャングル、レイジ―リバーのCGIについて12ページほど掲載されています。モデリング、テクスチャ、ルックデベロップメントなどの写真をたくさん掲載しているので、ひとつひとつの写真のサイズは小さいのですが、全体的な制作工程がわかるようになっています。ただしCGIの専門誌のようなレベルの解説は無く、写真に対して簡単なキャプションをつけた感じになります。
映画『ジャングル・ブック』のサントラ
日本語版のサウンドトラックが発売されています。ディスク1はオリジナルの英語バージョン、ディスク2は日本語バージョンが収録されています。西田敏行さんの歌う「ザ・ベアー・ネセシティ」と石原慎一さん、Little Glee Monsterの歌う「君のようになりたい」がそれぞれ収録されています。
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